こんにちは。くまみみです。
いよいよ交際編、最後の回となります。
震災がありました
前回の続きです。
今から8年前の、2011年の事です。(私・32歳) 東日本大震災があった年。私の住む地元は電気、ガス、水道が止まり、家は外も中も大丈夫でしたが、数日間は軽く被災した状態でした。
その日は金曜日だったので、私はお風呂がずっと入れず、月曜日に仕事に行かなきゃいけないのに、こんなんじゃ行けないよ…(>_<)と困っていましたが、ギリギリで月曜日の朝に水道が復旧し、お風呂に入ってから出勤できて、ホッとしたのを覚えています。(私の職場は病院関係だったので、逆に休めませんでした。
旦那は相変わらず父がオーナーのレストランで働いていました。だいぶ、グラスなどが割れたそうです。
何人かの人が後に同じ事を言っていましたが、彼の自宅は井戸水だけど、井戸って電気が止まっているとモーターが動かないので、結局、使えなかったようですね。
電気ってもはや無くなったら生きていけない…。テレビなど何も情報収集ができないし無音。まるで漂流教室の中に迷い込んでしまった感じ。自分達だけ、世界から取り残されてしまった様な感じでした。(一瞬でしたが)
ライフライン、食料。普段当たり前に感じているものが無くなった時、実は人間はたちまち、生活がたち行かなくなってしまうんだ…と人間の非力を痛感した出来事でした。
震災に遭い、大なり小なり被災した方は、どういう風に感じたんでしょう…。
私、とうとう33歳の誕生日を迎える。
その年の秋、私の誕生日がきました。
私の誕生日の頃は毎年、彼とディズニーランドに行っていました。(普通にほほえましい感じですね。)
結婚する前の恋人同士なら、例え何歳であっても(本人達が新鮮な気持ちなら)ディズニー行ったりするのは楽しいですよね♪
30過ぎていましたが、私はそんな気持ちでした。
少し高くてひと気の無い場所があり、「あそこに行ってみよう」と言われ、登って行きました。そこで…。もうおわかりですね?
「結婚しよう」
と言われました。指輪もくれて、一応、サプライズでした。ただ…
私の返事は
「お金は大丈夫なのね??」
(…何ていう情けない返事をさせるんだか、旦那よ。)
それに対して彼の返事は…
まさかそこで「イヤ…」とは答えなかったけれど。だがしかし。ハッキリ「もう、大丈夫になったよ、安心して!」とも言われていないです。
…たぶん、返事は短く「うん」だったと思います。
私は嬉しかったけど、開口一番出た言葉は『お金』の心配でした💧だって彼のお金の問題が大きく立ちはだかっていたのだから、必須の質問です。
※これ、実は今になって、凄く重要な会話だったのです!!
→『お金は大丈夫なのね?』と私は聞きました。そこで否定しなかった。『うん』と言った。
→つまり、【嘘をついた】と言う事です。(だって、こういう時のは信じますよね?)
(>д<*)大丈夫じゃないならプロポーズすなよ!!
実は震災があった事が、彼を結婚する気にさせたそうです。もしもの事があった時の事を、彼なりに想像して『お金がないのに』結婚に踏み切ったというわけです。あぁ…。
次回、いよいよ【結婚編】に突入です。